広告・編集方針について
開示条件:記事作成にあたりメーカーから金銭的な対価は一切受けていません。コンテンツ内容にメーカーや広告主による影響はありません。記事内に広告が含まれています。
- ポータブル冷蔵庫には「高機能」「中間」「家庭用+電源」の3つの選択肢がある
- 価格差は最大10万円、でも高いものが必ずしもベストではない
- リセールバリューを考えると高機能モデルも意外とお得
- Anker EverFrost 2 vs EcoFlow GLACIER Classic vs 家庭用冷蔵庫
10万円のポータブル冷蔵庫は本当に必要でしょうか?
2025年春、話題の新製品が相次いで登場しました。
キャンプや車中泊で冷たい飲み物を楽しみたい方には魅力的な製品。ただし、価格は10万円超え。この金額に驚いた方も多いはずです。
そこで驚きの検証結果をお伝えします。
1万円台の家庭用ミニ冷蔵庫をポータブル電源で動かしたところ、十分実用的だったのです。価格差は7倍以上、重量差は10kg以上も軽量。毎日使用している3万円のポータブル冷蔵庫との比較でも、思わぬ発見がありました。
本記事では、最新の高級モデル2機種を徹底比較した後、家庭用ミニ冷蔵庫という代替案を実測データで検証します。読み終わる頃には、あなたの予算と用途に最適な選択肢が見つかります。

3つの選択肢を理解しよう
実は、ポータブル冷蔵庫には大きく3つの選択肢があります。
| タイプ | 価格帯 | 容量 | 主な特徴 | こんな人におすすめ |
| ①高機能モデル(Anker/EcoFlow) | 10〜12万円 | 40〜58L | 急速冷却 アプリ連携 長時間稼働 | 頻繁に使う人 最新機能を重視する人 |
| ②中間モデル(EENOUR D10等) | 約3万円 | 10〜20L | コンパクト 一体型• 車載向け | ソロキャンプ 省スペース重視 |
| ③家庭用+電源(組み合わせ) | 3〜5万円 | 45L〜 | 大容量 分離可能 汎用性高い | コスパ重視 電源を他でも使いたい人 |
本記事では、これら3つの選択肢を実測データと使用経験に基づいて徹底比較し、あなたに最適な選び方をご提案します。
まずは、Anker EverFrost 2とEcoFlow GLACIER Classicを簡単に比較してみましょう。
選択肢①:最新高機能モデル徹底比較
2025年春に発売された両モデルは、どちらも高機能・高価格帯の製品です。
40〜45Lクラスで詳細に比較してみましょう。
Anker EverFrost 2 vs EcoFlow GLACIER Classic スペック比較表(40L/45Lクラス)
| 項目 | Anker EverFrost 2 40L | EcoFlow GLACIER Classic 45L |
| 製品型番 | A17A45A1 | EFGLACIER45L-JP-NBOX |
| 容量 | 40L | 45L |
| 重量 | 25.5kg | 23.2kg |
| 温度設定範囲 | -20℃〜20℃ | -20℃〜+20℃ |
| 冷却スピード | 約15分(25℃→4℃) | 記載なし |
| バッテリー容量 | 288Wh(同梱) | 298Wh(別売り) |
| 最大稼働時間 | 約52時間 | 約39時間(45Lモデル) |
| 冷蔵・冷凍同時運用 | 単一温度 | 45L分離可 |
| USB | USB-A出力 双方向60W USB-Cポート | 双方向100W USB-Cポート |
| 防水性能 | IPX3 | IPX4 |
| 価格(税込) | 約109,900円 | 約142,890円(バッテリーセット) |
| 取扱説明書 | クリックするとPDFが開きます | クリックするとPDFが開きます |
価格差とセール価格
| メーカー | 製品名 | 容量 | 定価 (税込) | セール価格 (税込) | 備考 |
| EcoFlow | GLACIER Classic 35L | 35L | ¥98,890 | ¥79,112 | 本体のみ |
| EcoFlow | GLACIER Classic 35L+専用バッテリーパック | 35L | ¥131,890 | ¥98,918 | バッテリーセット |
| EcoFlow | GLACIER Classic 45L | 45L | ¥109,890 | ¥93,407 | 本体のみ |
| EcoFlow | GLACIER Classic 45L+専用バッテリーパック | 45L | ¥142,890 | ¥114,312 | バッテリーセット |
| EcoFlow | GLACIER Classic 55L | 55L | ¥119,900 | ¥101,915 | 本体のみ |
| EcoFlow | GLACIER Classic 55L+専用バッテリーパック | 55L | ¥152,900 | ¥122,320 | バッテリーセット |
| Anker | Solix EverFrost 2 | 40L | ¥109,900 | – | バッテリーセット |
| Anker | Solix EverFrost 2 | 23L | ¥99,990 | – | バッテリーセット |
決定的な違いはここ!
Anker EverFrost 2の強み
- 圧倒的な冷却スピード:15分で飲み物を冷やせる
- 長時間稼働:最大105時間の連続運転が可能
- USB充電機能:冷蔵庫でスマホも充電できる
EcoFlow GLACIER Classicの強み
- 冷蔵・冷凍の同時運用:食材を分けて管理できる
- キャンプ調理に最適:食材管理にこだわる人向け
- EcoFlowエコシステム:同社バッテリーや走行充電器との相性抜群
バッテリーパックの違い
エコフローの場合、ポータブル冷蔵庫本体とバッテリーは基本的に別売りですが、バッテリーパックとのセット販売もあります。
対してアンカーは、製品にバッテリーパック1つが付属しており、必要であれば追加でバッテリーを購入する仕組みです。
どちらも安全性の高いとされるリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しています。
| 価格 | 容量 | 重量 | バッテリーとして使える? | 充放電サイクル | |
| EcoFlow GLACIER 専用バッテリーパック | 33,000 | 298Wh | 1.9kg | 出力:100W USB-Cポート 入力:100W USB-Cポート | 記載なし |
| Anker Solix EverFrost 2 交換用バッテリー | 27,990 | 288Wh | 2.5kg | 出力:USB-A、60W USB-Cポート 入力:60W USB-Cポート | 3,000回 |
選択肢②:コスパ最強の中間モデル
EENOUR D10の実力
「高機能は魅力的だけど10万円は高すぎる」という方に注目していただきたいのが、約3万円で購入できる中間モデルです。
EENOUR D10 スペック
- 容量:10L(350ml缶×15本程度)
- 温度設定:-25℃〜20℃
- バッテリー稼働時間:最大26時間
- 重量:約8kg
- 特徴:縦型デザインで省スペース
- 価格:約30,000円(バッテリー込み)
- 一人用として十分な容量
- 軽量で持ち運びやすい
- 車の隙間にも設置可能
- -25℃まで冷却可能な本格仕様
- 容量が小さく家族向けではない
- 高機能モデルのような先進機能はない
選択肢③:実は優秀!家庭用冷蔵庫+ポータブル電源
検証に使用した組み合わせは以下の冷蔵庫とポータブル電源です。
冷蔵庫:Hisense HR-A45S
- 容量:45L
- 価格:約13,800円
- サイズ:幅445×奥行470×高さ500mm
- 重量:約13.4kg
- 運転音:約25dB(図書館レベル)
ポータブル電源:EcoFlow RIVER 3
- バッテリー容量:230Wh
- 定格出力:300W
- 価格:約20,000円(セール時)
実測データが証明する省エネ性能
実際に、EcoFlow RIVER 3で家庭用冷蔵庫を運用してみました。
その結果、8時間連続使用でも消費電力はわずか124Wh。
これは1時間あたり約15.5Whという驚異的な省エネ性能です。
稼働時間の目安
- RIVER 3(230Wh):約15時間
- 1,000Whクラス電源:約64時間(2日以上)
ポータブル冷蔵庫3つの選択肢比較インフォグラフィック

上図は、3つの選択肢の特徴を一目で比較できるようにまとめたものです。
価格・容量・機能・重量など、購入判断に重要な要素を視覚的に整理しました。あなたの優先順位に合わせて、最適な選択肢を見つけてください。
5つの視点で徹底比較
1. 初期費用の差は「年間使用回数」で考える
| タイプ | 初期費用 | 年10回使用時 (5年間での1回あたり) | 年30回使用時 (5年間での1回あたり) |
| 高機能モデル | 109,990円 | 2,200円/回 | 733円/回 |
| 中間モデル | 30,000円 | 600円/回 | 200円/回 |
| 家庭用+電源 | 33,800円 | 676円/回 | 225円/回 |
2. 持ち運びやすさ ― 実際の負担を考える
重量比較
- 🏋️ 高機能モデル:25kg前後(大型クーラーボックス並み)
- 🎒 中間モデル:約8kg(片手で楽々)
- 📦 家庭用+電源:合計16.9kg(分離して運べる)
女性や高齢者の方は、実際に運べる重さかを購入前に必ず確認しましょう。
3. 保冷性能 ― 実測データで見る持続時間
| 条件 | 高機能モデル | 中間モデル | 家庭用+電源 |
| 外気25℃・庫内4℃ | 105時間(公称) | 約20時間 | 28時間(実測) |
| 外気30℃・庫内5℃ | 66時間(公称) | 約15時間 | 18時間(実測) |
4. 5年間のトータルコスト
使用頻度別の「本当のコスト」を計算しました。

上のグラフは、年間使用回数別に5年間の1回あたりコストを比較したものです。
使用頻度が増えるほど、初期投資の差は相対的に小さくなることが分かります。あなたの予想使用頻度と照らし合わせて、コストパフォーマンスを判断してください。
年10回使用の場合(5年で50回)
- 高機能モデル:1回あたり2,200円
- 中間モデル:1回あたり600円
- 家庭用+電源:1回あたり676円
年30回使用の場合(5年で150回)
- 高機能モデル:1回あたり733円
- 中間モデル:1回あたり200円
- 家庭用+電源:1回あたり225円
5. それぞれの”得意分野”
高機能モデルが輝くシーン
- 🏕️ 頻繁にキャンプに行く(月2回以上)
- 🍺 すぐに冷やしたい(急速冷却機能)
- 📱 スマホ管理したい(アプリ連携)
- 💎 所有欲を満たしたい(最新機能)
- 💰 リセールも視野に入れている
中間モデルが最適なシーン
- 🚗 車載メインで使いたい
- 👤 一人〜二人分で十分
- 🎒 軽さを最重視
- 💸 予算3万円程度
家庭用+電源が賢い選択になるシーン
- 👨👩👧👦 家族分の食材を入れたい
- 🔌 ポータブル電源を他でも使いたい
- 🛠️ 故障時のリスクを分散したい
- 💴 初期費用を抑えたい
価格だけじゃない「リセールバリュー」という価値
高機能モデルには、意外な”投資価値”があります。
リセールバリューの実態
- AnkerやEcoFlowの製品は、1年使用後も購入価格の60〜70%で売却可能
- 例:10万円で購入→1年後7万円で売却=実質3万円で1年間使用
つまり、高機能モデルを1年間”お試し”して、気に入らなければ高値で売却するという選択肢もあるのです。
結論:あなたに合った”賢い選択”を

どのタイプを選ぶべきか迷っている方は、上のフローチャートを参考にしてください。
2つの簡単な質問に答えるだけで、あなたに最適な選択肢が見つかります。
ただし、これはあくまで目安です。実際の選択では、予算や具体的な使用シーンも考慮しましょう。
おすすめユーザー別選択ガイド
ポータブル冷蔵庫が向いている人
- 冷凍食品も48時間以上保管したい
- アプリで温度をリモート管理したい
- キャンプやアウトドアを頻繁に楽しむ
- 急速冷却が必要な場面がある
- バッテリー一体型で手軽に運用したい
- USB出力でスマホも充電したい
- 資金よりも手間を省きたいハイエンド層
家庭用冷蔵庫+ポタ電が向いている人
- とにかくコスパを重視したい
- すでにポータブル電源を持っている
- 車中泊や災害時の備えを安く揃えたい
- 冷蔵庫の積み下ろしや持ち運びを自力で行える
- 3日以内の使用で十分
- 設置の手間を許容できる
- 絶対に安さを優先したい
「冷やす」ことだけが目的なら、家庭用冷蔵庫+ポタ電で十分な性能を発揮します。
しかし、ポータブル冷蔵庫選びは単なる「コストパフォーマンス」だけではありません。
「キャンプで最新ギアを使う満足感」「高く売れる安心感」…これらの感情的価値も含めて判断することが、後悔しない選択につながります。
高機能モデルは確かに高価ですが、リセールバリューを考慮すれば「思ったより負担は軽い」かもしれません。
一方、家庭用冷蔵庫+ポータブル電源なら「圧倒的なコスパで実用十分」です。
どれを選ぶにしても、「自分が何を冷やしたいのか・どんな場面で使いたいのか・予算はどこまでか」を具体的にイメージすることが、後悔しない選択への第一歩です。
よくある質問(FAQ)
- Q家庭用冷蔵庫は車載でも安全に使えますか?
- A
平らな場所に設置し、転倒防止対策をすれば使用可能です。ただし、走行中の使用は推奨しません。
- Q中間モデルでも冷凍食品は保存できますか?
- A
EENOUR D10なら-25℃まで設定可能なので、冷凍食品の保存も可能です。
- Qポータブル電源はどのくらいの容量が必要ですか?
- A
1泊2日なら300Wh程度、2泊3日以上なら1,000Wh以上を推奨します。
- Q高機能モデルの騒音レベルは?
- A
両モデルとも図書館レベル(25〜30dB)で、睡眠時も気になりません。
