BLUETTIは1月8日、ラスベガスで開催中のCES 2025において、同社の第3世代製品となる新シリーズ「Elite」「Apex」「Energy Pro」を発表1しました。

同社は創業15周年を迎え、「Breaking the Excellence(卓越性のその先へ)」をテーマに掲げ、持続可能なエネルギーの未来に向けた新たなビジョンを示しています。

3つの新製品シリーズが示す市場戦略

BLUETTI CES 2025
画像参照:https://www.linkedin.com/company/bluetti/posts/

BLUETTIは今回、異なるユーザーニーズに対応する3つの製品シリーズを発表しました。

BLUETTIは、ポータブル電源のパイオニアとして歩んできた15年の歴史に、新たな1ページを加えようとしています。第1世代のEBシリーズから第2世代のACシリーズまで、常に業界の革新をリードしてきた同社。そして今、第3世代となる新たなラインナップで、さらなる進化を遂げようとしています。

  1. Eliteシリーズ:日常使いに特化した、いわば「入門機」としての位置づけ。ACシリーズの DNA を受け継ぎながら、より使いやすく、より手頃な価格帯を実現。アウトドアや家庭用バックアップ電源として、幅広いユーザーのニーズに応えます。
  2. Apexシリーズ:プロフェッショナル向けのハイエンドモデル。EBシリーズの高性能を更に進化させ、大容量・高出力を追求。長期的なオフグリッド生活や業務用途まで、あらゆる電力ニーズに対応します。
  3. Energy Proシリーズ:完全な据え置き型システムとして、家庭やビジネス向けの本格的な電力システムを提供。専門家による設置が必要。

なぜ、今リブランディングなのか?

BLUETTIの担当者2によれば、この変更は単なる製品ラインの整理以上の意味を持ちます。「私たちは単に製品を売るのではなく、持続可能なエネルギーライフスタイルを提案したい」という思いが込められているのです。

各シリーズは明確な用途と目的を持ち、ユーザーが自分のライフスタイルに最適な製品を直感的に選べるように設計されています。さらに、すべてのシリーズで共通のテクノロジー基盤「Future Tech System」を採用することで、シリーズ間の連携や将来的な拡張性も確保しています。

注目の新製品:Apex 300・Energy Pro 6K・Handsfree

BLUETTI CES 2025
画像参照:https://www.linkedin.com/company/bluetti/posts/

Apex 300の主な特徴

  • 最大58kWhまで拡張可能な大容量
  • 最大出力11.52kW
  • 業界トップクラスの低待機電力(20W)
  • 最大30,720Wのソーラー入力に対応

Energy Pro 6Kの主な特徴

  • 家庭用蓄電システムとして最適な設計
  • 既存のソーラーシステムとの連携が可能
  • 最大5台までの並列接続による拡張性
  • AT1スマート配電ボックスによるEV充電対応

Handsfreeシリーズ:アウトドア派の新提案

BLUETTI Handsfreeシリーズ
BLUETTI Handsfreeシリーズ
  • Handsfree1:42リットル容量のBluePack1と300W/268Whのパワーステーション搭載
  • Handsfree2:60リットル大容量のBluePack2と700W/512Whの大容量モデル
  • IP65防水規格で悪天候でも安心
  • -20℃から40℃の幅広い動作温度に対応
  • Type-C 100W出力対応など、実用的なポート構成

BLUETTI Apex 300について詳しく解説

BLUETTI Apex 300について詳しく解説
BLUETTI Apex 300

BLUETTIの新フラッグシップ「Apex 300」は、家庭用バックアップ電源の概念を一新する革新的なモデルです。この製品が持つ可能性について、詳しくご紹介していきましょう。

家庭まるごとバックアップを実現する驚異の大容量

Apex 300の最大の特徴は、その圧倒的な拡張性です。基本モデルに最大6台のバッテリーを追加でき、さらに本体を3台まで連結可能。これにより最大58kWhという驚異的な容量を実現します。一般家庭の電力使用量を考えると、約1週間分の電力バックアップが可能な計算になります。

たとえば、冷蔵庫(150W)なら約16日間、エアコン(1000W)でも約2.5日間の連続運転が可能。太陽光発電システムと組み合わせれば、実質的な自給自足生活も夢ではありません。

革新的な電力管理システム

注目すべきは、待機電力わずか20Wという省エネ性能です。これは競合製品の3分の1程度の消費電力であり、長期運用時のランニングコストを大幅に抑えることができます。

さらに、120Vと240Vの出力に同時対応しているため、家庭内のあらゆる電化製品に対応可能。キッチン家電から大型エアコン、さらにはEV充電まで、必要な電力を必要なタイミングで供給できます。

圧倒的な充電能力

充電面でも革新的な性能を誇ります。最大30,720Wという業界最高クラスの太陽光入力に対応し、晴れた日なら数時間で満充電が可能。また、TurboBoost技術により、通常の電源からでもわずか45分で80%まで充電可能です。

多彩な充電方法にも対応しており、太陽光パネルはもちろん、EV充電器からの充電も可能。さらに、EV充電は双方向に対応しており、必要に応じてEVのバッテリーから電力を供給することもできます。

実用性を重視した設計

見た目はシンプルながら、その内部には最新のテクノロジーが詰まっています。直感的な操作パネル、リアルタイムモニタリング機能、スマートフォンとの連携など、ユーザーフレンドリーな機能も充実。

また、拡張性の高い設計により、将来的な容量増設にも柔軟に対応可能。初期投資を抑えながら、必要に応じて段階的にシステムを拡張できる点も、大きな魅力と言えるでしょう。

BLUETTIの技術革新を支える4つのシステム

BLUETTI Future Tech System

BLUETTI社は新たな技術基盤として以下のシステムを発表しました。

  1. BLUEPEAK:ハードウェアと製品開発のイノベーションハブ
  2. BLUELINK:デバイス間の接続と管理を最適化するスマートネットワーク
  3. BLUEGRID:拡張可能な電力インフラストラクチャソリューション
  4. BLUELIFE:日常生活に溶け込むエコシステム
クリーンエネルギー技術のパイオニアBLUETTI、CES 2025で第3世代製品ラインナップを発表

BLUETTIは、これらの新製品とテクノロジーシステムにより、クリーンエネルギー分野でのリーダーシップをさらに強化し、持続可能な未来の実現に向けて前進を続けています。

  1. https://www.linkedin.com/posts/bluetti_bluetti-ces-ces2025-activity-7282455950312022017-tnHT?utm_source=share&utm_medium=member_desktop ↩︎
  2. https://www.hwupgrade.it/news/periferiche/bluetti-intervista-al-ces-2025-ecco-i-3-prodotti-da-tenere-d-occhio-in-italia_134417.html ↩︎