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Key Takeaways
  • [理論値] 年間385kWh発電 = 冷蔵庫1台分の電気代が0円に
  • 防災用なら100Wパネル×ポータブル電源で最低限の電力確保が可能
  • 月別データで「冬場の発電量」が分かり、確実な防災計画が立てられる

「ソーラーパネルって、本当に元が取れるの?」

カタログに「300W」と書いてあっても、あなたの地域で実際にどれだけ発電できるかは分かりません。

このシミュレーターは、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のデータ1を使用。お住まいの地域での「リアルな発電量」を1分で計算します。

このツールで分かること

  • 年間・月別の発電量:季節ごとの発電量の変化が一目瞭然。特に重要な「最も発電量が少ない月」が分かります。
  • 1日あたりの平均発電量:「スマホ充電○回分」「LED照明○時間分」など、具体的な使用イメージが掴めます。
  • 最適条件(南向き・最適傾斜角)との比較:設置条件の改善余地が数値で分かります。
  • 設備利用率:パネル性能の活用度を示す指標。理論値=15%以上なら優秀です。

重要な注意事項
このシミュレーションは理論値です。実際の発電量は以下の要因で変動します。
・積雪によるパネルの覆い(最大100%減)
・パネルの汚れ(5-20%減)
・周囲の建物や樹木の影(10-50%減)
・経年劣化(年1%程度減)
実際の発電量は理論値の70-80%程度になることが一般的です。

使い方ガイド(3ステップ・1分で完了)

  1. STEP 1:お近くの気候エリアを選択

    お住まいの都道府県に最も近い気候エリアを選んでください。

  2. STEP 2:パネル情報を入力
    • 定格出力(W):カタログ記載の数値を入力してください
    • 方位角:ソーラーパネルを設置するお庭やベランダの向きを選んでください

    詳細設定は初期値のままでOK

  3. STEP 3:「発電量を計算する」をクリック

    すぐに結果が表示されます。

ソーラーパネル発電量シミュレーター

シミュレーション条件を入力
※パネル1枚あたりのカタログ値を入力
※設置するパネルの向きを選択
詳細設定(任意)
年間予想発電量
0
kWh
設備利用率: 0%
月平均発電量
0
kWh
1日平均: 0 kWh
最適条件での発電量
0
kWh
南向き・最適傾斜角
月別詳細データ
シミュレーション結果のアドバイス

もっと細かく地域の発電量を確認したい場合は、「WEB版日射量データベース閲覧システム」をご利用ください。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が無料で公開している情報です。

1. まずは年間発電量をチェック

[理論値] 292kWh以上なら
→ 一般的な冷蔵庫(年間消費電力292kWh)を丸1年間タダで動かせる計算に!

[理論値] 150kWh程度でも
→ 冷蔵庫の電気代を年間約50%削減できます

2. 防災計画は「最低月」で立てる

月別データで最も発電量が少ない月(多くは12-2月)を確認。

この発電量が少ない月をベースにソーラーパネルのワット数を計画しましょう。

地域区分の説明

本シミュレーターで使われている地域区分と、その気候的な特徴を一覧で解説します。

エリア名代表地点気候の特徴と発電ポテンシャル
道北・道東エリア釧路冬は晴天が多いものの、夏は海霧の影響で日照が少ない冷涼な気候。年間の発電量は控えめ。
道央・道南エリア札幌冬の積雪が多く、パネルへの積雪が発電量に影響。春から秋にかけては安定した日照。
東北 日本海側エリア秋田世界有数の豪雪地帯。冬の日照不足が顕著で、年間の発電ポテンシャルは全国的に見ても厳しいエリア。
東北 太平洋側エリア仙台冬は乾燥して晴れの日が多く、安定した発電が見込める。夏は「やませ」の影響で涼しく、パネル効率が良い。
北陸エリア新潟冬の曇天と降雪が非常に多く、日照時間が日本で最も少ない地域の一つ。発電条件は厳しい。
関東 内陸エリア前橋夏は猛暑となるが、冬は乾燥した「からっ風」により晴天が続き、冬場の発電量が比較的多い。
関東 沿岸エリア東京日本の標準的な太平洋側気候。年間を通じてバランスの取れた日照が期待できる。
甲信エリア甲府盆地特有の気候で、年間日照時間は全国トップクラス。発電ポテンシャルが非常に高いエリア。
東海エリア静岡温暖で冬も晴天が多く、年間を通じて高い日照量を誇る。太陽光発電に非常に適している。
近畿エリア大阪瀬戸内気候に近く、温暖で安定した日照が見込める。都市部での設置に適した気候。
山陽・瀬戸内エリア岡山「晴れの国」の名の通り、降水量が少なく日照に恵まれる。全国屈指の発電ポテンシャルを持つ。
山陰エリア松江年間を通して曇りがちで、特に冬は「時雨」が多く日照が少ない。発電量は控えめな傾向。
四国・九州北部エリア福岡太平洋と日本海の中間的な気候。年間を通して比較的安定した日照が得られる。
九州南部エリア宮崎温暖で日照時間が非常に長い、国内トップクラスの発電適地。台風への備えは必要。
伊豆・小笠原諸島エリア八丈島黒潮の影響を強く受ける海洋性気候。風が強く、塩害対策も考慮されるが、日照ポテンシャルは高い。
奄美群島エリア名瀬亜熱帯気候だが、年間を通して曇りの日が多く、沖縄本島より日照時間は短い傾向にある。
沖縄本島・先島諸島エリア那覇太陽高度が高く夏の日差しは強力だが、梅雨や台風による影響で年間の発電量は本土の多照地域と近くなる。
→スマホの方は横にスクロールできます

地域別の発電特性(簡易版)

高発電地域(設備利用率15%以上)
甲府、静岡、岡山、宮崎など → 年間通じて安定発電

中発電地域(設備利用率12-15%)
東京、大阪、福岡など → バランス型、防災・節電両対応可

低発電地域(設備利用率12%未満)
新潟、秋田、松江など → 冬場の発電量に要注意

💡 地域特性に合わせたパネル選びで発電量UP!

気候に応じてソーラーパネルの種類を選ぶと、発電量が5-10%向上することがあります。

  • 【曇りが多い地域】新潟・秋田・松江など
  • → CIGS系パネルがおすすめ
  • 理由:薄曇りや散乱光でも発電効率が落ちにくい特殊な構造
  • 【夏が特に暑い地域】甲府・静岡・宮崎など
  • → TOPCon/HJT系パネルがおすすめ
  • 理由:高温時の出力低下が通常パネルの半分程度(-0.3%/℃ vs -0.4%/℃)
  • 【標準的な地域】東京・大阪・福岡など
  • → 一般的な単結晶シリコンでOK
  • 理由:コストパフォーマンスが最も優れている

よくある質問

Q
なぜこのシミュレーターは信頼できるの?
A

NEDO(国立研究開発法人)の公式気象データを使用。日本で最も信頼性の高い公的データです。

Q
実際の発電量と同じになる?
A

[理論値]の70-80%が実際の発電量の目安です。積雪、汚れ、影の影響で変動します。

Q
温度損失って何?
A

パネル表面が高温(60-70℃)になると効率が下がる現象。真夏は理論値より20%程度減少します。

まとめ

読むのが面倒だった方、動画版もあります↓

ソーラーパネル発電量シミュレーター、お役に立ったでしょうか?

ちょっと思いついたので作ってみました。

他にも「こんなツールがあるといいなぁ」といったご意見がありましたら、コメント欄で教えてください!

また、不具合などがありましたら教えていただけますと助かります。

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メーカーが異なる組み合わせで接続エラーが出た経験がある方は、『異なるメーカー同士の接続ガイド』をご覧ください。実際の接続例と対処法で、購入前の不安を解消できます。

直列・並列接続の違い』を理解すれば、発電効率を向上させることができます。天候や設置場所に合わせた接続方法を選ぶことで、無駄なく電力を活用できるようになります。

ケーブルが合わないときは『ソーラーパネル変換ケーブル・パーツ』で解決。必要なアダプターが5分で見つかり、買い間違いを防げます。

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脚注

  1. NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構) ↩︎