「ポータブル電源は爆発するのか」「発火したメーカーはどこなのか」。
事故情報を調べるとき、多くの方がまず気にするのはこの2点ではないでしょうか。
ポータブル電源は正しく選び、正しく扱えば便利な非常用電源です。ただし、大容量のリチウムイオン電池を内蔵している以上、火災リスクがゼロになる製品ではありません。
この記事では、NITE SAFE-Lite、消費者庁 事故情報データバンクシステム、消費者庁リコール情報サイト、経済産業省のリコール情報をもとに、事故の見方から代表事例、リコール、購入前の判断ポイントまでを整理しました。
最新確認日:2026年6月28日
個別の事例を調べたい方のために、NITE・消費者庁などに分散している事故・リコール情報を型番やメーカー名で検索できるポータブル電源 事故情報データベースも用意しました。毎月更新しています。
まず結論:爆発よりも「火災・焼損・発煙」として記録される事故が多い
公的な事故情報では、「爆発」よりも「火災」「焼損」「発煙」「出火」という表現で記録されるのが一般的です。
検索では「ポータブル電源 爆発」が多く使われますが、公式データを読むときは「火災」「発火」「出火」「焼損」でも調べておきたいところ。表現の違いで、見つかる事故が変わります。
2026年6月28日時点で、NITE SAFE-Liteを「ポータブル電源」でフリーワード検索すると、108件がヒット。かなりの件数です。内訳は重大製品事故59件、非重大製品事故49件でした。
リコール情報の検索では7件がヒットしています。
最新事例:2026年6月、EFDELTA1300-JPの車両内火災を公表
2026年6月26日、消費者庁がEcoFlow Technology Japan株式会社のポータブル電源「EFDELTA1300-JP」について、重大製品事故を公表しました。
事故が起きたのは2026年6月13日。大阪府で、車両内に置いていた製品と周辺を焼損する火災が発生しています。原因は公表時点で調査中です。
この製品は、2025年2月25日からリコール対象になっているEFDELTA。対象台数は29,000台で、回収率は2026年6月16日時点で42.0%にとどまっています。半数以上が未回収という状況です。
| 項目 | 内容 |
| 公表日 | 2026年6月26日 |
| 事故発生日 | 2026年6月13日 |
| 製品 | EcoFlow EFDELTA1300-JP |
| 状況 | 車両内に置いていた製品と周辺を焼損 |
| 被害 | 火災 |
| 原因 | 調査中 |
| リコール | 2025年2月25日から無償交換 |
| 対象台数 | 29,000台 |
| 回収率 | 42.0%(2026年6月16日時点) |
出典:消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について(消費者庁、2026年6月26日)
リコール対象製品を持っている場合は、通常使用を続けず、メーカーまたは公的リコール情報で型番とシリアル番号を確認してください。使い慣れた製品でも、対象ロットに入っているなら別問題です。
事故情報の見方:NITEと消費者庁では載っている情報が違う
ポータブル電源の事故情報は、ひとつの場所にまとまっていません。
まず確認したいのはNITE SAFE-Lite。重大製品事故と非重大製品事故をまとめて検索でき、品名、型式、事業者名、事故内容を一覧で確認できます。
消費者庁の重大製品事故公表資料には、直近の事故やリコール対象製品の追加情報が出ることもあります。今回の2026年6月のEFDELTA1300-JPのように、速報性はこちらのほうが早いケースも。
| 情報源 | 向いていること | 注意点 |
| NITE SAFE-Lite | 事故情報とリコール情報を横断検索する | 登録タイミングに差がある |
| 消費者庁 重大製品事故公表 | 直近の重大事故を確認する | PDF公表が中心で探しにくい |
| 事故情報データバンク | 消費者事故等を広く検索する | 検索語を工夫しないと拾いにくい |
| 消費者庁リコール情報サイト | リコール対象製品を確認する | 型番・JAN・シリアルの確認が必要 |
| 経済産業省リコール情報 | 製品安全リコールの公式発表を見る | 一覧性は高くない |
事故を調べるときは、「ポータブル電源」だけでなく、「リチウムイオン」「発火」「火災」「型番」「メーカー名」を分けて検索すると見つかりやすくなります。
事故が起きやすい場面:充電中、車内、高温、水濡れ、分解後に注意
公開事故を読んでいくと、繰り返し出てくる場面があります。
特に目立つのは、充電中の出火、車両内での発煙や火災、ネット通販やオークションで購入した製品の事故。水濡れや分解後の使用も、重大なリスクにつながっています。
| 場面 | 事故情報でよく見る記述 | 読み取れる注意点 |
| 充電中 | 充電中に出火、周辺を焼損 | 就寝中や外出中の放置充電は避けたい |
| 車両内 | 車両内で発煙、車両を焼損 | 高温環境と逃げ場のなさに注意 |
| ネット通販・オークション | ネット通販で購入、ネットオークションで購入 | 販売元・保証・リコール対応を確認したい |
| 異音・発煙 | 異音がして出火、発煙に気づいた | 確認のために近づきすぎない |
| 分解・改造後 | 分解して組み立て直したところ火災 | 分解修理は避ける |
| 水濡れ・湿気 | 接続部や内部の短絡 | 屋外使用後や浸水後は使用しない |
充電中に事故が多いからといって、充電そのものが危険というわけではありません。問題は、異常が起きたときに気づけない場所で充電すること。
燃えやすいものの近く、寝室の枕元、車内に置いたままの充電は、できるだけ避けたいところです。
メーカー名で見る前に:公表名は「危険なポータブル電源メーカー一覧」ではない
事故情報にメーカー名が載っているからといって、そのメーカー全体が危険という意味ではありません。
逆に、メーカー名が空白や不明になっている事故も多くあります。名前が出ていないから安全、という読み方もできません。
公的データで見ておきたいのは、メーカー名そのものよりも次の4点です。
- 型番やロットが特定されているか
- リコールが出ているか
- 事故原因が製品起因と判断されているか、調査中か
- 事業者が回収、交換、返金などの対応をしているか
「メーカー名がある事故」は目立ちます。ただ、メーカー名が特定できるのは、販売元や輸入事業者が追える状態だったという意味でもあります。危険性の判断は、型番・ロット・事故原因・リコール対応をセットで見たほうが安全です。
公表事故の代表例:何が起きたのかを条件で読む
ここでは、NITE SAFE-Liteや消費者庁データに出てくる代表的な事故を、読み取りやすい形に絞って整理します。
メーカー名だけで並べるのではなく、「どんな状況で起きたか」に注目してみてください。
| 事故日 | 製品・型番 | 状況 | 読み取れること |
| 2026年6月13日 | EcoFlow EFDELTA1300-JP | 車両内に置いていた製品と周辺を焼損。原因調査中 | リコール対象製品は車内保管でも事故につながる可能性 |
| 2025年4月23日 | 型式空白 | 充電中のポータブル電源付近から異音がして出火、周辺を焼損 | 異音は異常のサイン。近づきすぎず安全確保を優先 |
| 2025年4月1日 | 中古・型式不明 | ネットオークションで購入した中古品を車内で充電中に出火 | 中古品は保証・劣化・リコール確認が難しい |
| 2024年9月28日 | EcoFlow EFDELTA1300-JP | 充電中に製品と周辺を焼損し、2名が火傷 | 充電場所と周囲の可燃物が重要 |
| 2024年8月30日 | PS5B | 充電中に出火し、周辺を焼損、3人が軽傷 | 古い型番や流通経路不明品は特に注意 |
| 2023年8月24日 | EcoFlow RIVER 2 Pro / RIVER 600 Pro / 専用バッテリー | 建物を全焼する火災が発生し、2名が軽傷。現場に当該製品があった | 事故情報への登録とリコールは別。製品起因の判定やリコール有無を分けて確認したい |
| 2021年8月17日 | ELECTRO500 | ネットオークション購入品を充電中に出火、車両と住宅を焼損 | オークション品は避けたほうが無難 |
| 2021年7月6日 | SKJ-MT1000SB | 分解して組み立て直したところ火災 | 分解・改造は事故リスクを上げる |
事故の多くは、原因が完全に特定されていません。だからこそ、個別製品を決めつけるよりも、事故が起きた条件を見ておくことが大切ではないでしょうか。
リコール情報:対象製品は使い続けず、型番とシリアルを確認する
ポータブル電源の事故を調べるなら、リコール情報は必ず確認したいところです。
NITE SAFE-Liteのリコール情報で「ポータブル電源」を検索すると、2026年6月28日時点で7件がヒット。
ただし、リコール情報は検索語や掲載先によって漏れることがあります。たとえばEcoFlow RIVER Proのリコールは、経済産業省のリコール情報ページで確認できました。
近年の主なものを整理すると、次のとおりです。
| リコール実施日 | 事業者 | 対象製品 | 対象台数 | 内容 |
| 2026年2月5日 | EcoFlow Technology Japan株式会社 | EcoFlow RIVER Pro / EcoFlow RIVER Pro専用エクストラバッテリー | 63,600台 | セルの異常発熱による火災事故が多発したため、ファームウェアアップデート |
| 2025年10月9日 | 株式会社イーノウ・ジャパン | EENOUR P5000PRO / F4000 | 144台 | 一部ロットが事業者基準を満たしていないことが判明。無償点検・アップグレード、または回収・返金 |
| 2025年2月25日 | EcoFlow Technology Japan株式会社 | EFDELTA 1300-JP | 29,000台 | 火災事故が発生したため、回収・交換 |
| 2024年11月15日 | SUNVIC合同会社 | SUPAREE / SUNVIC UA1101、UA551 | 370台 | 3件の火災事故があり、回収・返金 |
| 2024年2月27日 | 株式会社C&C | iRoomポータブル電源 ZXK-620 | 722台 | 出火する重大製品事故があり、無償交換 |
| 2023年10月20日 | EcoFlow Technology Japan株式会社 | EFDELTA 1300-JP | 1,000台 | 内蔵リチウムイオン電池の不備により、火災に至る重大製品事故が発生 |
2023年10月のEFDELTAリコールは、製造時期2020年2月の1,000台が対象でした。その後、2025年2月25日には対象台数29,000台へと拡大した回収・交換情報が出ています。
手元にEFDELTAがある方は、製品底面のシリアル番号を確認してみてください。対象かどうかは、メーカーと公的リコール情報で確認するのが確実です。
以下のリンクは、経済産業省 METIのホームページになります。
参考記事:ポータブル電源(リチウムイオン)(EcoFlow Technology Japan株式会社)に関するリコール情報を掲載しました(お知らせ)
エコフローからの情報は以下のリンクを参照してください。
EcoFlow RIVER Proについても、2026年2月5日に経済産業省のリコール情報が出ています。対象はEcoFlow RIVER Pro(EFRIVER600PRO-JP)57,000台と、EcoFlow RIVER Pro専用エクストラバッテリー(EFRIVER600PRO-EB-JP)6,600台。合わせて63,600台という規模です。
リコール対策はファームウェアアップデート。専用エクストラバッテリーは、本体に接続してアップデートする案内になっています。
「NITEで事故情報にあるか」「NITEでリコール検索に出るか」「経済産業省やメーカーがリコール情報を出しているか」は、それぞれ別に確認したほうが安全です。型番名で不安になったときは、事故情報とリコール情報の両方を見ておくと安心でしょう。
出典:SAFE-Lite リコール情報、経済産業省 EcoFlow RIVER Proリコール情報(2026年2月5日)、消費者庁リコール情報 EFDELTA、経済産業省 EFDELTAリコール情報(2023年10月20日)
原因:リチウムイオン電池は内部ショートと熱暴走が怖い
ポータブル電源の火災は、単に「大容量だから燃える」という話ではありません。
リチウムイオン電池の内部でショートが起きると、局所的に発熱します。その熱が周囲のセルや可燃性の電解液に広がると、発煙、発火、破裂のような激しい現象につながることも。
この連鎖的な発熱が、いわゆる熱暴走です。
ポータブル電源にはBMS(バッテリーマネジメントシステム)が搭載されていて、過充電、過放電、過電流、過熱などを監視しています。BMSの設計と品質は、安全性を見るうえで欠かせないポイントでしょう。
ただし、BMSがあればすべて防げるかというと、そうとも限りません。水濡れ、落下、内部劣化、製造不良、高温環境、分解改造などが重なると、保護回路の想定を超えることがあります。
ポータブル電源本体がPSE法の対象外になる理由や、認証の見方は「PSEマークなし=危険じゃない|ポータブル電源の安全性を見極める方法」で詳しく整理しています。
リン酸鉄リチウムでも火災リスクはゼロではない
リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)は、三元系に比べて熱安定性が高い電池です。
だから、現在のポータブル電源ではリン酸鉄モデルが主流になっています。防災用や家庭保管用なら、基本的にはリン酸鉄を優先してよいでしょう。
ただし、「リン酸鉄だから絶対に発火しない」とは言えません。
安全性は、電池の種類だけで決まるものではないからです。セル品質、BMS、筐体の難燃性、排熱設計、充電制御、製造管理、リコール対応まで含めて見ておきたいところ。
リン酸鉄のメリットと注意点は「リン酸鉄リチウムイオン電池のポータブル電源|安全性と寿命のメリット・注意点」で解説しています。
買う前の判断:安さよりも確認したい5項目
事故情報から逆算すると、購入前に見ておきたいポイントはかなりはっきりしています。
安さだけで選ばず、次の5項目を確認してみてください。
- 電池の種類:リン酸鉄、半固体、ナトリウムイオンなど、電池化学を確認する
- 正規販売元:日本法人、正規代理店、問い合わせ窓口があるかを見る
- リコール対応:過去に問題が起きたとき、回収や交換をしているか確認する
- 認証情報:UN38.3、UL、CE、FCC、S-JET、Sマークなどを確認する
- 処分方法:メーカー回収や自治体の扱いを購入前に確認する
「どのメーカーなら安心なのか」を比較したい方は、「ポータブル電源メーカー8社の安全性を比較|電池技術・BMS・認証から見る各社の実力」も参考にしてください。
使うときの判断:充電場所と保管場所で事故リスクは下げられる
事故を完全にゼロにすることはできませんが、使い方でリスクを下げることはできます。
とくに重要なのは、充電場所と保管場所です。
| やること | 理由 |
| 燃えやすいものから離して充電する | 出火時の延焼を減らす |
| 就寝中・外出中の長時間充電を避ける | 異常に気づけない時間を減らす |
| 夏の車内に放置しない | 高温環境で電池や樹脂部品に負荷がかかる |
| 異音・異臭・膨張・発熱があれば使わない | 初期異常の可能性がある |
| 水濡れ後は乾かして再使用しない | 内部ショートの危険が残る |
| 分解・改造・自己修理をしない | 保護構造を壊す可能性がある |
| リコール対象か定期的に確認する | 購入後に対象になることがある |
異音や発煙に気づいたときは、製品をのぞき込んだり、素手で移動させたりしないでください。まず離れて、火災の危険がある場合は119番通報を優先してください。
事故情報の調べ方:NITE、消費者庁、リコール情報を使い分ける
事故情報は、1回の検索で全部出てくるものではありません。
おすすめの調べ方は、次の順番です。
- NITE SAFE-Liteで「ポータブル電源」を検索する
- 同じ画面で「リコール情報」タブも検索する
- 型番が分かる場合は、型番で再検索する
- 消費者庁リコール情報サイトでメーカー名と型番を検索する
- 事故情報データバンクシステムで「ポータブル電源」「リチウムイオン」「火災」を分けて検索する
- 最新の重大製品事故は、消費者庁の公表資料も確認する
メーカー名だけで検索すると、表記ゆれで漏れることがあります。
たとえばEcoFlowなら、EcoFlow Technology Japan株式会社、エコフロー、EFDELTA、EFDELTA1300-JPのように、会社名、ブランド名、商品名、型番を分けて試すのがコツです。
FAQ:ポータブル電源の爆発・発火・メーカー名
ポータブル電源は爆発しますか?
「爆発」と表現される事故はありますが、公的資料では「火災」「焼損」「発煙」「出火」と記録されるケースが大半です。
リチウムイオン電池は、内部ショートや熱暴走によって発煙・発火し、破裂音や爆発のように見える現象が起こることがあります。検索するときは「爆発」だけでなく「火災」「発火」「出火」も使ってみてください。
Jackery、EcoFlow、BLUETTI、Ankerなどメーカー名で検索すべきですか?
型番やリコール対象を確認するためには、メーカー名検索も有効です。
ただし、メーカー名が事故情報に出ていることと、そのメーカー全体が危険であることは別の話。販売台数が多いメーカーほど、事故情報にも名前が出やすくなります。
メーカー名で不安になったら、型番、製造時期、リコール対象、事故原因の判定まで確認してみてください。
充電したまま放置しても大丈夫ですか?
長時間の放置充電はおすすめしにくいです。
とくに、就寝中、外出中、燃えやすいものの近くでの充電は避けたいところ。見える場所で、周囲に可燃物が少なく、異常に気づける環境で充電するのが安心です。
車に積みっぱなしでも大丈夫ですか?
夏の車内に積みっぱなしは避けたほうがいいでしょう。
車内は高温になりやすく、電池、樹脂部品、ケーブル、液晶などに負荷がかかります。車中泊や防災用に車へ積む場合も、長期放置ではなく、温度管理と定期点検を前提にしたいところです。
古いポータブル電源は普通ゴミで捨てていいですか?
普通ゴミや不燃ゴミに混ぜるのは避けてください。
リチウムイオン電池を内蔵した製品は、ごみ収集や処理施設での発火事故につながることがあります。自治体の案内、メーカー回収、専門回収サービスを確認しておくと安心です。
制度変更の流れは「ポータブル電源が小型家電リサイクル法の対象品目へ|制度変更の全容を解説」で整理しています。
最終判断:事故情報は「怖がるため」ではなく「避ける条件」を知るために見る
ポータブル電源は、災害時や停電時にとても頼りになる道具です。
ただ、事故情報を見ると、充電中、車内、ネット購入品、中古品、リコール未対応品、分解後の使用といった条件が繰り返し出てきます。
大切なのは、メーカー名だけで怖がることではありません。
どの製品が、どの型番で、どのロットで、どんな状況で事故になったのか。そこまで見ると、避けたい条件が見えてきます。
安全性を重視して選ぶなら、最新のおすすめ機種は「ポータブル電源どれがいい?90台検証して選んだベストバイ」で確認してください。事故リスクだけでなく、容量、出力、静音性、サポートまで含めて選ぶほうが、後悔は少なくなるのではないでしょうか。
補足資料:ポータブル電源事故リスト
「事故情報データバンクシステム(消費者庁)」でポータブル電源の事故を検索し、メーカー名が記載されている事例をまとめた表を以下に示します。
日付のリンクをクリックすると、詳細な事故情報ページに移動します。
| 日付 | 社名 | 型番 | 事故の概要 |
| 2017年06月30日 | 高山企画(株) | PS5B | 当該製品を充電中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 |
| 2017年08月22日 | 高山企画(株) | PS5B | 飲食店で当該製品を充電中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 |
| 2017年10月06日 | 高山企画(株) | PS5B | 倉庫で当該製品を充電中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 |
| 2018年05月09日 | 高山企画(株) | PS5B | ネット通販で購入したポータブル電源を充電中、ポータブル電源から出火し、周辺を焼損した。 |
| 2019年06月08日 | 高山企画(株) | PS5B | ポータブル電源から出火して周辺を焼損し、1人が火傷を負った。 |
| 2019年08月30日 | 株式会社エムケートレーディング | HY1100 | 事務所で当該製品を充電中、当該製品から発煙する火災が発生した。 |
| 2019年10月01日 | 高山企画(株) | PS5B | 当該ポータブル電源(リチウムイオン)を焼損する火災が発生。 |
| 2019年10月11日 | 有限会社四国ソウビ | PS10B-1200 | 当該製品を充電中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 |
| 2019年11月05日 | 高山企画(株) | PS5B | 接骨院で当該製品を充電中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 |
| 2019年11月25日 | 株式会社イデアル | SGR-CN26AH3011NC | 当該製品を充電中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 |
| 2020年04月16日 | 高山企画(株) | PS5B | 当該製品を充電中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 |
| 2020年06月02日 | 株式会社エムケートレーディング | HY1100 | 車両内で当該製品を焼損する火災が発生した。 |
| 2020年06月10日 | 高山企画(株) | PS5B | ネット通販で購入した充電中のポータブル電源から出火して周辺を焼損し、軽傷を負った。 |
| 2020年09月05日 | 株式会社アイパー・ジャパン | ELECTRO500 | ネット通販で購入したポータブル電源を充電中、ポータブル電源付近から出火し、周辺を焼損した。 |
| 2020年09月30日 | 株式会社PIF | LB-1200 | 事務所で当該製品の電源スイッチを押したところ、当該製品を焼損し、周辺を汚損する火災が発生した。 |
| 2020年11月01日 | 株式会社Jackery Japan | Jackery ポータブル電源700 | 当該製品を焼損する火災が発生した |
| 2021年01月05日 | 本田技研工業株式会社 | Lib-AID E500 | 車庫で当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 |
| 2021年01月21日 | ハイガー産業株式会社 | hg-P01 | 当該製品を焼損する火災が発生した。 |
| 2021年01月25日 | 加島商事株式会社 | SmartTap PowerArQ | 事務所で当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 |
| 2021年01月25日 | 高山企画(株) | PS5B | 充電中のポータブル電源付近から出火し、周辺を焼損した。 |
| 2021年06月09日 | 株式会社アイパー・ジャパン | ELECTRO500 | ネット通販で購入した充電中のポータブル電源から出火し、周辺を焼損した。 |
| 2021年07月06日 | エスケイジャパン株式会社 | SKJ-MT1000SB | 当該製品を分解して組み立て直したところ、当該製品を焼損する火災が発生した。 |
| 2021年08月10日 | 株式会社グッド・グッズ | SPI-54AT | 当該製品を充電中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 |
| 2021年08月17日 | 株式会社アイパー・ジャパン | ELECTRO500 | ネットオークションで購入したポータブル電源を充電中に出火し、車両と住宅を焼損した。 |
| 2021年11月23日 | 株式会社SUNGA | HY-1100 | 当該製品を充電中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 |
| 2022年01月06日 | 株式会社SUNGA | HY-1100 | 事務所で当該製品を充電中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 |
| 2022年03月17日 | EcoFlow Technology Japan株式会社 | EFDELTA1300-JP | 車両内で当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 |
| 2022年05月30日 | 茂腾电子科技有限公司 | CS-CN500 | ネット通販で購入したポータブル電源を充電中、ポータブル電源付近から異音がして出火し、周辺を焼損した。 |
| 2022年06月08日 | 株式会社グッド・グッズ | SPI-54AT | 当該製品を充電中、当該製品を焼損する火災が発生した。 |
| 2022年06月12日 | 株式会社グッド・グッズ | SPI-54AT | 当該製品及び周辺を焼損する火災が発生し、1名が軽傷を負った。 |
| 2022年08月07日 | EcoFlow Technology Japan株式会社 | EFDELTA1300-JP | 当該製品を充電中、異音がしたため確認すると、爆発を伴う火災が発生し、当該製品及び周辺が焼損していた。 |
| 2022年09月18日 | NEXPOW | YP-150W | ネット通販で購入したポータブル電源を充電中、ポータブル電源付近から発煙し、周辺を焼損した。 |
| 2022年11月30日 | 株式会社グッド・グッズ | SPI-54AT | 内蔵のリチウムイオン電池セルが異常発熱したものと推定されるが、焼損が著しく、電池セルが異常発熱した原因の特定には至らなかった。 |
| 2023年04月18日 | 高山企画(株) | PS5B | ネット通販で購入したポータブル電源を充電中、ポータブル電源付近から出火し、周辺を焼損し、軽傷を負った。 |
| 2023年05月14日 | EIONE | EO-P600Y | 当該製品を充電中、発煙に気付き、コンセントから電源プラグを抜いたところ、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。 |
| 2023年07月27日 | EcoFlow Technology Japan株式会社 | EFDELTA1300-JP | 建物を全焼する火災が発生し、現場に当該製品があった。 |
| 2023年08月23日 | 株式会社ポスタリテイト | CITAEB-01 | 当該製品を充電中、異音がしたため確認すると、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生していた。 |
2024年以降の事故は「ポータブル電源の事故情報データベース」に記録しています。
Link
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ポータブル電源の事故情報データベース(サイト内ページへ)
発火事故の個別事例
今までに見てきたウェブサイトで、記録されている発火事故のうちの多くが「PS5B」という同一品番。
→ メイヤンパワー新エネルギー有限公司「ポータブル電源「PS5B」用ACアダプター」使用中止(消費者庁)
製造・輸入・販売業者が不明なものが多いです。タオバオなどで適当にOEM製品を作り、製造ロット分を売り払ったら会社を解散してしまうのでしょう。こういった会社には当然是正勧告も懲罰も何もありません(連絡先がないから)。
つまり、得体の知れない会社の製品に2年保証や故障品の交換がついていても無駄ということです。
2022年に事故が起きた「CS-CN500(茂腾电子科技有限公司)」。
社名だけでは製品内容がわからない「茂腾电子科技有限公司」を調べてみました。この製品は、製造事業者により、日本に流通している当該製品899台、全台の自主回収となりました。
同社はポータブル電源のOEM生産を手がけています。下記にその製品群を掲載します。以前、頻繁に見かけたデザインの製品も確認できますね。
しかし、同社がOEMとして生産し、カラーなどを変更して販売しているメーカーについては、現時点での調査では、回収行動が確認できません。

SmartTap PowerArQのポータブル電源

NITEに登録されていない事故・発火もちょこちょこあります。Twitterで見かけたものを添付させていただきます。SmartTapのポータブル電源です。
メーカーさんの対応は素晴らしいものでした。工業製品なので故障はゼロにはならないと思います。
差があるとしたらメーカーさんの対応です。有耶無耶にせず、誰もが閲覧できる場で説明するのはメーカーとしてあるべき姿だと思います。
LACITA JAPAN ENERBOX01 エナーボックス(2024/06/27追記)
LACITA ENERBOX01 の発火事故がXに投稿されていました。
Amazonで購入、使用2年半とのこと。
バッテリー容量444Wh、三元系リチウムポリマー電池搭載モデルです。

今後の更新方針:事故情報をデータベース化して追える形にしました

ポータブル電源の事故情報は、NITE、消費者庁、経済産業省、メーカー告知、ニュース記事に分散しています。
このままだと、必要な人ほど探しにくい状態です。
今後は、事故日、型番、メーカー、事故区分、使用状況、リコール有無、情報源URLを整理したデータベース形式で見られるようにしたいと考えています。
まずはこの記事で、検索方法と主要な事故・リコールを追える状態にしました。新しい公表やリコールが出たら、公式情報を確認したうえで追記していきます。
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