JackeryのNewシリーズは選択肢が増えています。1000 New、1500 New、2000 New、3000 New。
容量だけで比べるより、どこで使うか、どれくらい動かすか、停電への不安がどのくらい強いか。解決したいことをはっきりさせると満足度の高い買い物になるはず。
この記事では、4モデルの違いを比較しながら、それぞれの向き不向きを実機検証の経験も交えて整理していきます。
結論:入門なら1000 New、防災重視なら3000 New
選び方は「持ち出すか、家に置くか」でほぼ決まります。
初めてポータブル電源を買うなら、Jackery ポータブル電源 1000 Newが扱いやすい1台。
約10.8kgで動かしやすく、1500W出力があるので、家庭用コンセントに近い感覚で使えます。実測ではエアコン4時間、冷蔵庫(175L)27時間の連続稼働を確認。
停電や自然災害への不安が強いなら、Jackery ポータブル電源 3000 Newも選択肢に入ってきます。
3072Whあれば、エアコン暖房でも実測10時間43分の連続稼働。1000Whクラスでは数時間が限界なので、備えとしての余裕がまるで違います。
価格と容量のバランスを重視するなら、Jackery ポータブル電源 2000 Newも候補になるでしょう。
セール時の割安感は強い一方で、実機を持つと数字以上に重く感じる場面がありました。
Jackery ポータブル電源 1500 Newは、1000 Newと2000 Newの間を埋める新しい選択肢。1000 Newでは少し不安、2000 Newまでは不要という人向けと考えると判断しやすいかもしれません。
パワーバンクスのおすすめにも、Jackery 1000 Newと3000 Newを選んでいます。
この記事の前提:1000 / 2000 / 3000 Newは実機確認、1500 Newは未検証です
今回の比較では、私自身の使用経験にも差があります。
実機レビューしているのは、Jackery ポータブル電源 1000 New、2000 New、3000 New。1000 Newと3000 Newは実際に購入・使用しています。
この記事の実測対象は、Jackery ポータブル電源 1000 New / 2000 New / 3000 New。1500 Newは実機検証前のため、公式スペックと価格から見た位置づけとして整理しています。
Jackery Newシリーズ比較表:容量・出力・価格・重量の一覧
| 製品名 | 容量 | 定格出力 | 重量 | セール価格の目安 | 向いている人 |
| 1000 New | 1070Wh | 1500W | 約10.8kg | 約6〜7万円台 | 初めての1台、車中泊、短時間の停電対策 |
| 1500 New | 1536Wh | 2000W | 約14.5kg | 約8万円台前半 | 1000 Newより容量に余裕がほしい人 |
| 2000 New | 2042Wh | 2200W | 約17.9kg | 約11万円台 | 価格と容量のバランスを重視する人 |
| 3000 New | 3072Wh | 3000W | 約27.0kg | 約18万円前後 | 停電対策、エアコン、家庭用バックアップ |
エアコン稼働時間の実測比較:1000 New 約4時間(冷房)、2000 New 約5.5時間、3000 New 約10時間43分。検証条件が異なるため単純比較はできませんが、容量差が実稼働時間に直結する参考になります。
1Whあたりの価格で見ると、1500 Newや2000 Newはかなり強い位置。一方、1000 NewはNewシリーズの最初期モデルということもあり、容量単価では上位モデルに譲る場面が増えてきました。
それでも1000 Newには、約10.8kgという軽さがある。家庭用コンセントに近い1500W出力を持ちながら、女性でも片手で動かせる軽さは今でも大きな魅力です。
2000Whクラスは、BLUETTI AORA200、Dabbsson 2000Lの完成度が高いので、Jackeryにこだわりがなければそちらをおすすめしたい。
3000Whクラスだと、Jackery 3000 Newは最有力候補です。他社製品と比べても優れている点が多い。
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最終確認:2026/07/04
選び方の軸は「持ち出すか、家に置くか」
4製品を見比べるとき、「容量が大きいほどよい」という考え方だと迷いやすくなるもの。ポータブル電源は容量が増えるほど重くなり、置き場所も必要になるためです。
まず決めたいのは、持ち出して使うか、家に置いて使うか。
キャンプ、車中泊、庭仕事、短時間の停電対策など、移動させる場面が多いなら1000 Newが扱いやすいでしょう。10kg台前半かどうかは、日常的に使ううえで大きな差になります。
家庭の停電対策を重視するなら、2000 Newや3000 Newが候補に。冷蔵庫、エアコン、電子レンジ、電気毛布などをどこまで守りたいかで、必要な容量が変わります。
もうひとつ大事なのが、不安の強さ。自然災害が増えている今、停電時にどこまで備えたいかは人によってかなり違います。短時間の停電に備えるなら1000 Newでも十分な場面がある。エアコンや冷蔵庫を長時間使いたいなら、3000 Newの安心感はかなり大きいと感じます。
1000 New:最初の1台に向くが、価格競争力は少し落ちてきました

Jackery ポータブル電源 1000 Newは、最初の1台として選びやすいモデル。Newシリーズの中では早い時期に登場した製品なので、他社の1000Whクラスと比べると少し古く見えてきた部分はあります。
一番の良さは、軽さと静かさ。GaN(窒化ガリウム)インバーターを使っているおかげで、従来のシリコン素子より発熱が抑えられ、ファンが回りにくいです。
1000 Newの充電は3モード切替が可能。静音モード(約270W)なら図書館並みの静かさで充電でき、緊急モード(約1000W)でも約40dBに抑えられます。夜間の充電も気になりにくい設計です。
実測では、冷蔵庫(175L)で27時間、エアコンで4時間、電気毛布(強設定)で25時間の連続稼働を確認しました。1500W出力なので、電子レンジやドライヤーも動かせます。
注目したいのが、AC電力効率0.71という数値。バッテリーからAC出力への変換ロスの少なさを示す指標で、100製品中トップレベルの省エネ性能です。バッテリーの持ちが数字以上によいと感じるのは、この効率の高さが理由でしょう。
一方で、いちばん気になるのは価格。セールで45%前後の割引が入っても、実勢価格は6〜7万円台になります。1000Whクラスとして見ると、割安感が少し欠けてきています。
1500 New:1000 Newより余裕がある中間候補
Jackery ポータブル電源 1500 Newは、1000 Newと2000 Newの間を埋めるモデル。容量1536Wh、定格出力2000W(サージ4000W)、重量約14.5kg。価格はセール時で8万円台前半まで下がることがあります。
1000 Newとの差額を考えると、1500 Newはかなり魅力的に映ります。容量が約1.4倍になり、出力も2000Wに上がるため、電気ケトルや電子レンジなどを使う場面で余裕が増すでしょう。リン酸鉄リチウムイオン電池で6000サイクル、保証5年という仕様もNewシリーズ共通の安心材料。
1000 Newが少し古く見えてきた今、1500 Newは「新しい標準モデル」に近い存在になるかもしれません。
2000 New:割安感は強いが、持ち手と重さの相性が気になる

Jackery ポータブル電源 2000 Newは、セール時の割安感が強いモデル。容量2042Whで、セール時は11万円前後。1Whあたりの価格で見ると、1000 Newよりかなり有利な位置にいます。200Wソーラーパネルセットはさらにお得感が増します。
エアコン(日立白くまくん・800W)で5.5時間、電気毛布(広電・80W・最大50℃設定)で33時間の連続稼働を確認。
UPS機能を使えば、留守中の突然の停電にも自動で対応。ペットを飼っている家庭では、エアコンとコンセントの間にポータブル電源を挟んでおくと、停電してもバッテリー給電に自動で切り替わり、冷房が止まらずに続きます。詳しくは停電時のペット対策:UPS機能の使い方も参考にしてください。
Jackery ポータブル電源 2000 Newは折りたたみ式の持ち手と約17.9kgの重量の相性で、数字以上に重く感じることも。購入前に実機を持てるなら確認しておきたいところです。
明るいサンドカラーも選べるので、リビングに置いても部屋が暗くならないのは地味にうれしいポイントではないでしょうか。
3000 New:防災重視なら本命、家庭で扱える大容量の上限に近い

Jackery ポータブル電源 3000 Newは、防災重視なら本命に近いモデル。3000Whクラスながら約27kgに収まっていて、他社製品より軽く、コンパクトです。

3072Wh・定格3000W(サージ6000W)は、エアコンや電子レンジなど、かなり多くの家電を動かせる容量と出力。停電時でも普段の生活水準をある程度維持したい人に向いています。
エアコン暖房の実測では、日立製10畳用エアコン(暖房20℃設定)を10時間43分連続で稼働。検証中の外気温は0.1〜9.3℃(平均5.1℃)で、バッテリー消費率は1時間あたり約9.2%。外気温が0℃でも約7.5時間、10℃なら約15時間使える計算です。
10時間を超えるエアコン検証でもファンが一度も作動しなかった点は、静音性の面でも印象的でした。
セール時でも18万円前後になるため、初めての1台としては高額。ただし、3000Whクラスとして見ると競争力はあり、他社と比較しても高いとは言えません。
Jackery 3000 Newは、筆者も家で使っている製品。重いのは事実ですが、本体に近い位置で両手持ちできるため、2000 Newより安定して扱える場面もあります。予算が許すなら、個人的にはおすすめしたい1台。
パワーバンクスのおすすめポータブル電源にも入っています。
500 Newや240 Newは小型家電中心
500 Newや240 Newなどの小型モデルもあります。軽くて扱いやすい一方、大きな家電を動かす用途には不向き。500Wクラスだと、スマホやノートPC、小型ライト、扇風機などが中心になります。
初めて買う1台としては、1000 New以上をおすすめしたいところ。1500W出力があれば、家庭のコンセントに近い感覚で使える家電が一気に増えます。
容量や出力の読み違いは、ポータブル電源で後悔しやすいポイント。詳しくはポータブル電源で後悔した人には、理由があったでも整理しています。
ソーラーパネルセットは100 Airとの組み合わせが狙い目です
Jackeryを買うなら、ポータブル電源単体だけでなく、ソーラージェネレーターセットも見ておきたいところ。セール時はセットの方が割安感が大きくなることがあります。
特におすすめしたいのは、Jackery SolarSaga 100 Airとのセット。100 Airは軽くて扱いやすく、ソーラーパネルとしての完成度も高い製品です。
停電対策では、ポータブル電源だけだと電気を使い切った時点で終わってしまいます。ソーラーパネルがあると、晴れた日に少しずつ補充できる。この差は長期の停電ほど大きくなるでしょう。
2000 Newの実測では、SolarSaga 100 Primeで4時間・270Whの蓄電を確認しています(10月下旬・薄曇り)。100Wパネル1枚で大容量モデルをすぐ満充電にするのは難しいものの、スマホや通信機器への補助充電には十分。1000 Newクラスと組み合わせるなら、セット購入の割安感も見ておきたいところです。
- Jackery Solar Generator 1000 New:91W発電を実測【JS-100F】
- Jackery SolarSaga 100 Airを買いました:ソーラーパネル実機レビュー
- Jackery SolarSaga 100W(JS-100F)実機レビュー
よくある質問:1500 Newと1000 New、2000 Newの買い時など
コメントや質問が来ましたら、少しずつ増えていきます。
1000 Newと1500 Newならどちらがいいですか?
持ち運びやすさを重視するなら1000 New。10kg台前半の軽さは、日常的に動かす場面でかなり効いてきます。
容量と出力に余裕がほしいなら1500 Newが候補に。1536Wh・2000Wなので、家電を使う余裕は増えるでしょう。
防災用なら3000 Newまで必要ですか?
短時間の停電対策なら、1000 Newでも対応できる場面は多い。スマホ、ルーター、照明、ノートPC、小型冷蔵庫あたりなら、1000Whクラスで十分カバーできます。
ただし、エアコンや冷蔵庫を長時間使いたいなら、3000 Newの安心感はかなり大きいでしょう。エアコン暖房の実測では外気温0℃でも約7.5時間使えており、1000Whクラスの約4時間とは備えの厚みが違います。予算と置き場所が許すなら、防災重視で3000 Newを選ぶのは十分ありではないでしょうか。
500 Newや240 Newでは足りませんか?
スマホ、ノートPC、ライト、扇風機などが中心なら、小型モデルでも使えます。目的がはっきりしていれば、軽くて扱いやすい分だけ便利な場面もあるでしょう。
ただ、家電をしっかり使いたい場合は物足りなくなる可能性がある。初めての1台として失敗しにくいのは、1000 New以上だと考えています。1500W出力があると、使える家電の幅が一気に広がるためです。
ソーラーパネルセットは必要ですか?
停電対策として考えるなら、かなり有効。長期の停電では、充電手段があるかどうかが大きな差になります。
個人的には、SolarSaga 100 Airとのセットはかなり魅力的。軽くて出し入れしやすく、ソーラーパネル自体の完成度も高いと感じます。
最終判断:迷ったら1000 New、不安が強いなら3000 New

Jackery Newシリーズは、どれか1つが明確に上というより、使い方で選ぶ製品。用途と不安の度合いを先に決めると、自分に合った1台を選びやすくなります。
個人的に、最初の1台として選びやすいのはJackery ポータブル電源 1000 New。理由は単純で、使うまでの負担が少ないから。ポータブル電源は重くて出すのが面倒になると、次第に使わなくなるものです。
一方で、防災目的ならJackery ポータブル電源 3000 Newを選ぶ意味は大きいでしょう。自然災害や停電への不安が強いなら、予算が許す範囲で大きめを選ぶ考え方も自然です。手元にありますので、購入前に知りたいことがありましたら、代わりに検証できます!
価格と容量のバランスなら2000 New、1000 Newより余裕を見たいなら1500 New。特に1500 Newは未検証ながら、今後かなり重要な選択肢になるかもしれません。
ポータブル電源は、買い替えや処分が簡単な製品ではありません。だからこそ、価格だけでなく、実際に持てるか、置けるか、停電時に何を守りたいかまで考えて選びたいところです。
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